オールドパティキュラー、タリスカー6年


Instagramで紹介したタリスカー6年です。

ボトラーズのハンターレイン社の看板商品、オールドパティキュラーで、都内中心に店舗展開している信濃屋さんのオリジナルボトルです。
他にダグラスレイン社の製品だと有名な銘柄ではビッグピートがあります。

確かオールドパティキュラーのシリーズは熟成年数によって加水加減を決め、一定のアルコール度数で調整していたような…、しかし今回のタリスカーは61度のカスクストレングスでボトリングされています。オリジナルボトルだからでしょうか?

信濃屋さん曰く、タリスカーはボトラーズにあまり原酒提供をせず、蒸溜所名もちゃんと記載あるのは稀だそうです。
確かに以前タリスカーのボトラーズ物ですが銘柄記載無く、シークレットスカイと表記されていた物を飲んだ記憶が有ります。
ダグラスレイン社、もしくはハンターレイン社辺りではタリスカー明記のボトルのリリースが確かに多く、それだけ老舗ボトラーズで信頼がある証なのでしょうね。

今回紹介するタリスカーは6年という短い熟成期間ですがスペックは凄いです。
まずグラスに注いだ際にタリスカーとは思えませんでした。パッと浮かぶのはアイラモルト、カリラかと思うような香りです。
て言うか黙ってグラスを出されたらタリスカーなんて絶対分かりません、ってくらい。
オフィシャルの10年物に感じるような甘さのニュアンスは香りには無く、ミネラル、海藻のような磯っぽさ満載です。塩っけあるんだろなぁ、という雰囲気がグラスの中で渦巻いてます。

口にするとよくタリスカーの特徴で挙げられる胡椒っぽいスパイス感、これはかなりのもの。
ひと口飲むと胡椒っぽさと生姜が混ざったような刺激で、アルコール度数の高さもあると思いますがスパイシーを越えてヒリヒリとした痺れを感じる程。ベリースパイシー!
ふた口目を飲んだら少し口が刺激に慣れたのか、フワッとお花の蜜のようなものが口に一瞬広がり、後味に岩塩を舐めたような塩っぱさが残りました。
余韻は長く医薬品ぽいピート感、磯っぽい出汁と麦芽感が残るような…、個人的には感じました。

スパイシーなタリスカーの特徴を誇張したかのような、刺激に溢れるタリスカーです。
タリスカーファンには是非味わって頂きたい一杯です。

45cc / 3300円
ハーフ / 1760円

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